今回は「スパロボ30」の考察回だよ。
今までも視聴者様からいろんな参戦希望作品が出てきて面白かったよね。
ここでは「スパロボ30」の「ゲームシステム」や「ゲーム難易度」などについて考えてみるよ。
いろいろ考察していくとスパロボ開発陣の苦悩も伝わってくるんだ。
それではゆっくりしていってね。
目次
【考察①】スパロボ30はどんな人に売れるのか?
スパロボ専門のYouTubeチャンネルの視聴者分布
- 13~17歳 0.7%
- 18~24歳 6.6%
- 25~34歳 33.2%
- 35~44歳 45%
- 45~54歳 12.7%
- 55~64歳 1.3%
- 65歳以上 0.7%
「ゆっくりロボット大戦」のYouTubeの視聴者様もほとんどが30代以上の男性なんだ。
歴代のファンはもちろんだけど、久しぶりのスパロボ復帰勢を狙ってると思われるよ。
ワイはおっさんのためだけに動画を作り続けてきたけど、最近では女性視聴者も増えてしまったよ。
スパロボに興味を持ってるのは30代以上の男性がほとんど
- 98%が男性
- 2%が女性
もし渋谷の女子高生がこのチャンネルを話題にしたら、日本国民全員に知られるチャンネルになってそうだね。
おふざけはこれくらいにして、スパロボって買う人はほぼ男性。
しかも10代、20代より圧倒的に30代40代がプレイするものなんだよね。
ゲームなのに10代20代の若者がプレイしてくれないのは悲しいことだよね。
スパロボの原点
スパロボの原点が「ガンダム・マジンガー・ゲッター」の御三家。
各アニメの作品の枠を超えてクロスオーバーしたことが原点だよね。
マジンガーとかゲッターって30代半ばの年代というより、その親世代がドはまりしてたアニメなんだ。
それが今も愛されてるのはすごいことだけど、さすがに10代にはちょっとついて行けない世界だよね。
近年でも懐かしのロボアニメは復活しつつある
近年「劇場版マジンガーZ Infinity」やこの夏放送予定のゲッターアークの存在もあるけど、若い世代にも興味を持ってもらえる参戦作品がないと厳しいよね。
いっそ原点である「御三家」が出てこないってこともちょっと想像してみるとそれはもはやスパロボじゃなくなってしまうもんね。
【考察②】小隊システムか単騎システムか?
次は戦闘システムだよ。
ここ数年のスパロボ。
「V、X、T」では小隊システムは撤廃されて、単騎ごとに戦うことになってるよ。
「第2次スパロボα」あたりから「小隊システム」が採用されるようになったんだ。
そもそも小隊システムってなに?
小隊システムは複数のユニットで小隊を編成するシステムだよ。
3人ひと組とかで小隊を組むんだ。
小隊システムのメリット|たくさんの機体が出撃&活躍!
この小隊システムのおかげで一度に出撃できるユニットの数が大幅に増やせることになったんだ。
小隊システムのおかげでいろんなサブキャラまで活躍できるし、その作品を興味持つきっかけになる。
小隊システムの欠点|インターミッション沼
でも従来の単騎で出撃するスパロボに比べると、ゲームシステムはずっと複雑になるよ。
スパロボZでは3つのフォーメーションもある。
敵も当然小隊で出てくるんだけど、フォーメーションごとにもじゃんけんのように相性があるから小隊システムに慣れるには少し時間がかかるんだ。
最新のスパロボ30って間違いなく記念碑的な作品だし、久しぶりにスパロボ復帰しようと思ってる人にとっては間違いなくわかりにくくなるシステム間違いなしになるんだ。
私自身もこのYouTubeチャンネルを始めた約4ヶ月ほど前から10年以上ぶりにスパロボに復帰した。
そして単騎システムのスパロボV,X、TとプレイしてスパロボZで小隊システムを体験したけど、やっぱりはじめはこの小隊システムに理解するのになかなか苦しんだよ。
復帰勢ってウィンキー時代のスパロボや初代スパロボαくらいで止まってるだろうから、いきなりの小隊システムは難しそうなんだ。
小隊システムは慣れるとすごく面白い!
でも小隊システムは慣れるとめちゃくちゃ面白い。
スパロボZは最初ゲーム難易度も少し高めな上、小隊システムの理解に時間がかかったけど、しっかりやりこめば歴代スパロボの中でもトップクラスに面白かった。
ここ4か月で最新のスパロボV、X、TからスパロボZをプレイしたけど、間違いなく一番面白かったのはスパロボZだったんだ。
スパロボVから小隊システムが廃止になった理由
でもここ数年のスパロボで小隊システムが採用されてないのは、ゲームシステムを複雑にしすぎると復帰勢には辛いものがあるってことなんだ。
スパロボ復帰組からしてみると、ただでさえスキルポイントなどパイロットの育成要素や大幅に増えすぎた強化パーツだけで理解するのに時間がかかる。
しかもこのチャンネルの視聴者層を見ても、スパロボってどうしても30代、40代をターゲットにしないと売れない。
そしてこの年代って家庭持ちが多くて仕事も役職がある人だろうし、間違いなく忙しい年代なんだよね。
それだとそもそもゲーム自体に時間を割けないんだ。
しかも仕事と家庭でくたくたに疲れてる中、気分転換に遊ぶゲームで複雑なシステムだと最後までクリアする気なんてなくなってしまうよね。
ゲーム開発側からすると一周目くらいまではしっかりプレイしてほしいと思うもの。
「小隊システム」にすると理解するのに時間がかかるだけじゃなく、「インターミッション時」にもすさまじいほど時間を奪われるよ。
おお、そういえば。次の戦闘マップに行く前にどの機体を強化して、どのパイロットを養成して、誰にどの強化パーツを装着を考えるだけじゃなくどの組み合わせの小隊で行こうかも加わるわけなんだ。
これ下手したら、シナリオ攻略より時間かかるんじゃないかってほど頭を悩ませそうだね
だって誰だって少しでもベストな状態や組み合わせで次のステージに挑みたいわけだしね。
そして小隊システムになったことで、どういう組み合わせやどういう機体が使えるのか?スパロボの「正解」っていうのがより多様化してしまうんだ。
これは間違いなく「沼」!
この僕が考えた「最強のチーム編成」っていうのがスパロボ最大の醍醐味だと思う。だからうぷ主自身も小隊システムがあるスパロボZを一番面白いと感じたわけだし。
でも30代、40代の「久しぶりにスパロボやってみるか勢」が、この小隊システムにのめり込んで、そこまで時間を割けるとも思えないんだよね。
うーむ、スパロボ開発陣の苦悩が聞こえてきそうだよね。
「ガンダム・マジンガー・ゲッター」が原点の「スパロボ」ってどうしても懐かしのロボアニメを参戦させないと既存のファンを失望させてしまいかねないことは否めない。
いっそ「ガンダム・マジンガー・ゲッター」を出さずに新しいロボアニメだけで構成ってなるとそれはもはやスパロボでなくなっちゃうよね。
スパロボ30の参戦作品が多いなら小隊システムは復活する?
かというと「スパロボ30」は参戦作品が多めになりそうな予感がするよね。
「スパロボ30」だから単純に「30」の参戦作品って感じもするよね。
もしお祭り的にたくさんの参戦作品が来てしまうと、小隊システムの方がずっと出撃できるユニットを増やせるメリットがあるからある意味ちょうどいいんだ。
スパロボZでも各作品の主人公格の機体だけじゃなくて、脇役的な機体も小隊に組み込まれることでけっこう活躍してくれるし、やりこむほど知らないアニメのキャラでも覚えるいいきっかけになるんだ。
脇役まで理解して興味が持てると原作アニメまで興味を持ついいきっかけになるよな。単騎しか出撃できないシステムだと各作品の主役機を出撃させるだけで「枠」が足りなくなってしまう。
しかも限られた「枠」の中でも主要キャラとそんなに使われないキャラで格差ができてしまうんだ。
とはいえ、これまでの話を聞いてると「小隊システム」って何かと時間がかかるから30代以上の社会人をターゲットにすると、「単体」路線が強そうだよね。
そもそも「30」も参戦作品はないと思う
おそらく参戦作品も「30」と歴代スパロボの中でも多めにしてしまうとストーリーの濃度も薄まるだろうし、ユニットを使い切ることもより難しくなりそう。
このあたりからも実は参戦作品は「30」ってことにはならない
んじゃないかと思ってるよ。
2017年に発売した「スパロボV」から「小隊システム」がなくなってるけど、
「V」もスパロボ復帰勢を意識して作られてる感じだよね。
スパロボ開発陣からしたら、せっかく今までにない面白いシステムと全く使われないユニットを減らすことに成功したのに苦悩した末に撤廃したことが伝わってきそうなんだ。
参戦作品が増えると豪華な感じはするけど、その分ストーリーの濃度は薄まってしまう。
出撃枠も限られてるし、小隊システムは初心者や復帰組にはちょっと難しい。
【考察③】ゲーム難易度は?
で、最後はゲーム難易度。
ここまでの流れをみているとなんとなく予想は付きそうだよね。
基本のゲーム難易度はスパロボ初プレイでもストレスを感じないレベルの「易しい」難易度設定だと思うよ。
「難しい難易度」だと復帰勢がクリアできないと困るからね。
そして「選択式」でゲーム難易度を調整できるスタイルかな。
スパロボTの選択式難易度はすごくよかった
「スパロボT」の4種類のゲーム難易度はすごくよかったと思う。
難易度「ノーマル」で固定された「ビギナーモード」。
熟練度である「SRポイント」獲得によって難易度が「ノーマル」か「ハード」に切り替わる「スタンダードモード」。
難易度固定の「エキスパートモード」。
スーパーエキスパートモードだと、ウィンキースパロボよりもすごく難易度にできるからやりこみ勢にとっても満足できるね。
スパロボだと敵側の改造値を調整することでいくらでも難易度変更できる。
基本を誰でもクリアできるレベルにして「選択式」で難易度を変えられるようにするのはこのままでいいと思うな。
周回するごとに増える「やりこみ要素」
しかも味方側の改造値も周回するごとに、20段階まで改造できるようにしたり、スキルポイントの引き継ぎなどでお気に入りの機体やパイロットを極限まで鍛えたりやりこみ要素はたくさんありそうだね。
子供の時、第4次やスパロボfをプレイした人にとってはスパロボ=難しいと記憶に焼き付いてる人もいそうだから、はじめから難しくてもスパロボらしいとも思えるけどね。
まあ子供の時と違って30代40代はゲームに使える時間も体力もないはずだから、簡単な難易度も用意すべきだと思うけどね。
ただこれだと欠点?があるんだ。
スパロボV・X・Tをプレイしてきた人は若干飽きてると思う
単騎無双が可能なVXT
これまでずっとスパロボを追ってる人にとっては、スパロボVからのシステムとほぼ同じシステムだとけっこう「飽き」がきてそうなところだね。
単騎システムで難易度を簡単にすると、どうしても敵が弱く感じてしまう。つまり味方側で強いユニットが1,2体いるだけでそのステージを簡単に攻略できてしまうんだよね。
小隊システムの方が戦略性が高く、古参には楽しめる
少し小隊システムの話に戻るけど、スパロボVからTまで連続プレイして、ちょっと単調になってきたなと感じたところに「小隊システム」で「単騎無双」できない状態を体験するとステージ攻略で頭を使うし、それがすごく面白いと感じたんだよね。
ずっとスパロボをプレイしてきた人にとっては、「スパロボT」と変わらないシステムだと物足りない印象も与えてしまいかねないってわけなんだ。
スパロボの場合、ゲームシステムだけじゃなくて参戦する作品を変えることで多少の新鮮さを与えることはできるけどね。
まとめ:考察してると開発陣の苦悩が伝わってくる
いろいろ考察してると面白いけど、スパロボ開発陣の苦悩も強く感じてしまう。
スパロボ30は30周年という記念碑的な作品。
スパロボ復帰組にも配慮しなきゃいけないし、これまでずっと子供の時から欠かさずスパロボシリーズをプレイしてきた人にも配慮しなきゃいけない。
これだけでも大変そうだな。
スパロボの一番の悩みはこのチャンネルの視聴者層にも現れてるように30代40代のおっさんがターゲットで、たくさん売るためにも若い世代にも興味をひくような参戦作品も意識せねばならない。
おっさんばかりをターゲットにしてるわけにもいかないし、スパロボ開発陣は新作を出すたびに苦悩が多そうだよね。
スパロボはいろんな作品同士のクロスオーバーや会話が面白いし、原作では救われない展開も、救われる展開を作れたりする。
今後もシリーズを続けてもらうためにもぜひ「スパロボ30」を購入して「お布施」をしよう!笑
みんなの参戦作品の予想
YouTubeチャンネルのコメント欄でたくさんの参戦希望作品を聴くことができました。
動画でまとめてみたので、よかったらチェックしてね。
いろんな参戦作品があってすごく面白いよ。